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うつ病の原因に「セロトニン」や「ノルアドレナリン」の分泌や吸収が関わっていることはうつ病の研究が科学的に始まって割とすぐにわかったことです。

しかし、ではどうしてセロトニンやノルアドレナリンなどが作られなくなったのかについてはいまだ研究中と言われています。

うつ病の原因については色々な医療系のテレビ番組(ためしてガッテンや本当は怖い家庭の医学などなど)でも取り上げられていますが、現状ではどういったことが原因として考えられているのでしょうか?

うつ病の起源は「敵を認識すること」?

以前、テレビ番組でうつ病の起源について語られていました。

そこでは、うつ病のメカニズムをずっとさかのぼっていくと、何と人類がまだ魚類だった時にたどりつくということがわかってきたと言われていました。

それもそのはず、うつ病には「扁桃体」が原因として重要なカギを握っているからです。

扁桃体は脳の中心に近い部分にある器官なのですが、この器官は生き物が「脳」をもった時に出来たと言われるほど古くから存在する器官だからです。

扁桃体の1番の役割は、目にしたり耳にしたりした出来事を「瞬時」に「快か不快」かを判断することです。

これはこの判断によって、相手が「敵か味方か」を素早く判断しないと命に関わったということに由来しています。

そして、今の状況が「やばい」「不快だ」と判断すると、扁桃体は興奮するのです。

扁桃体が興奮すると、その刺激を受けて副腎から「コチニゾール」というホルモンが分泌されます。

また、「やばい状況」というのは、根本的には「逃げなければならない状況」なので、危機対処のために同じく副腎から意欲を促すホルモンである「ノルアドレナリン」が分泌されます。

そして「逃げないといけない状況」という切迫感を脳に伝えるために、癒しのホルモンである「セロトニン」の放出は減少します。

これらの反応は、まさに「生命の危機」に瀕するときの生き物の反応なわけです。

ですので、実は魚類でさえ、この強ストレス下にずっとさらされると「うつ病」のような状態になることがわかっているのです。

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現代におけるストレスが…

現代の日本に生きていると、狩猟時代のような「生きるか死ぬか」と言う状況は滅多に訪れませんし、ほとんどの人はそんな状況には一生涯でくわさないはずです。

しかし強ストレスにさらされ続けることで起きるはずのうつ病が、現代は急増している、それはなぜなのでしょう?実はそのことには「コチニゾールの分泌」が大きく関わっているのです。

本来ならば、敵にでくわしたような時に分泌されるコチニゾールが、現代社会においては「不況」だとか「失業」だとか、それ以外の「人間関係」だとかで、大量ではなくても継続的に分泌され続けてしまうのです。

そうするとセロトニン抑制及びノルアドレナリンの過剰も継続してしまうということ。

敵から瞬時に逃げるというような瞬発力を上げるためのノルアドレナリンも、継続して出続けると身体には負担にしかならないのです。

しかもノルアドレナリンには体内での「生産速度」に限界があるので、いずれ身体はノルアドレナリン不足に陥り、極度の脱力感ややる気不足を導いてしまうのです。

つまり、抗うつ剤が着目しているセロトニンやノルアドレナリンの分泌・吸収がうつ病の根本原因ではなく、扁桃体の興奮をいかに正常に戻すかと言うことが、うつ病治療には何よりも大切な点であるといえるのです。

ゆえに、抗うつ剤で一時的に症状が改善しても、生活サイクルを変えないとか、ストレス源になっているものからうつ病の間だけでも離れておくなどをしないと、うつ病と言うのは根源的には改善しないと言えます。

うつ病に必要なのは、身体の休息はもちろんですが、何より扁桃体の休息というわけです。

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うつ病対策のためにできること

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